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Sno.722 630,000CFT型冷凍運搬船「SENEGAL EXPRESS」の命名引渡式を執り行いました。

2025年3月28日、シンガポール船社殿よりご発注頂きました第722番船は、傭船者様により「SENEGAL EXPRESS」と命名され、第一寄港地の東京へ向け出帆致しました。本船は西アフリカのバナナ栽培一角を担うセネガル共和国へ寄港することから「SENEGAL EXPRESS」と命名されましたが、その前にニュージーランドから日本、韓国へのキウイフルーツ輸送にしばらく従事する予定です。

船主殿はシンガポール、傭船者様は遠路はるばるフランス・マルセイユから来日頂きました。他愛媛県、広島県、東京都からたくさんのご来賓にお越し頂き、盛大に式典を執り行う事ができました。また地元八戸のファイナンサー様四行にもご参列頂き、冷凍船の引渡しに立合い頂きました。造船所として心より感謝申し上げます。

本船「SENEGAL EXPRESS」は、63万立法フィート型大型冷凍運搬船プロジェクトの第4番船で、フランスの傭船者様向けとしては最終船となります。貨物層内は酸素濃度を管理できるCA(Controlled Atmosphere)貯蔵システムを導入し、排気ガス浄化装置(SOxスクラバー)を搭載した環境対応、および新造船燃費規制(EEDI規制)フェーズ2をクリアした機関区域無人化設備を備えた最新鋭船になります。デッキ上には154本の40フィート型冷凍コンテナを積載可能で、更に40トン、8トン油圧シリンダークレーンを計4基装備し、港湾設備が不十分な港でも効率的な荷役を可能にします。

本船「SENEGAL EXPRESS」が世界のフルーツ輸送に寄与し、船主殿、傭船者殿、そして関係者の皆様にとりまして宝船になることを心より祈念しております。今後も弊社一丸となり、高品質商船の提供に鋭意取り組んで参ります。