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第10回「ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞を受賞しました

このたび、当社の「新素材を用いた次世代型ステンレスケミカルタンカーの開発とその大型化」が、第10回「ものづくり日本大賞」において経済産業大臣賞を受賞しましたのでお知らせいたします。

「ものづくり日本大賞」は、経済産業省・国土交通省・厚生労働省・文部科学省の4省が連携し、日本のものづくりを支える人材のうち特に優秀と認められる方々を顕彰する内閣総理大臣表彰制度です。平成17年の第1回開催以来、今回で10回目を迎えます。


受賞の概要

項目内容
第10回 ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞
受賞件名新素材を用いた次世代型ステンレスケミカルタンカーの開発とその大型化

受賞者

氏名所属
久保田 聡(リーダー)北日本造船株式会社
豊川 剛北日本造船株式会社
森 陽彦北日本造船株式会社
三浦 一雄北日本造船株式会社
力石 泰祐北日本造船株式会社
橋本 剛志日本製鉄株式会社
※敬称略

受賞技術について

当社は、日本製鉄株式会社と共同で、造船分野において世界で初めて新しい二相ステンレス鋼「NSSC2351」※を用いたステンレスケミカルタンカーを開発しました。

NSSC2351の特長

NSSC2351は、高い強度と耐食性を兼ね備えながら、ニッケルやモリブデンといったレアメタルの含有量を大幅に削減した新素材です。素材コストの抑制と環境負荷の低減を両立しつつ、船体の軽量化にも貢献しています。

造船分野での使用実績がなかったNSSC2351の加工技術を、当社の熟練職人で構成した溶接チームが確立し、世界最大級のステンレスケミカルタンカーの建造を実現しました。

技術が解決する課題

本技術は、造船業界が直面する複数の課題に対応するものです。

  • 中国をはじめとする海外勢の安値攻勢に対し、技術力による差別化で国際競争力を堅持
  • EEDI規制(船舶のCO₂排出に関する国際規制)への対応として、船体軽量化によるCO₂排出量の削減を実現
  • レアメタル使用量の削減により、資源価格の高騰や地政学リスクへの耐性を向上

当社はこれまでに131隻のステンレスケミカルタンカーを建造しており、国産技術で世界市場に挑む取り組みが今回の受賞において評価されました。

※「NSSC2351」は日本製鉄株式会社の登録商標です。

経済産業省 発表資料

第10回「ものづくり日本大賞」の詳細は、経済産業省のウェブサイトをご覧ください。

第10回「ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞・経済産業大臣賞受賞者を決定しました(経済産業省)