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2026.08.07
建造船
2026年7月29日、第736番船・4万トン載貨重量型ケミカルタンカー命名引渡式を、当社豊洲工場南桟橋にて執り行いました。

国内商社殿よりご発注頂きました第736番船・4万トン載貨重量型ケミカルタンカーは、傭船者様により「BOW TANAKA」と命名され、燃料補給の為、韓国・蔚山へ向け出帆致しました。その後は一気に太平洋を渡り、米・ヒューストンにて積荷の化学薬品を搭載する予定です。船名の「TANAKA」は、1610年の江戸時代、日本人で初めて太平洋を越えアメリカ大陸へ渡った京都の貿易商人、田中勝介から採ったものです。当時徳川家康は、ヌエバ・エスパーニャ(現在のメキシコ)との貿易を目指しており、田中勝介にその交渉役を命じたとされています。記録によれば田中は、日本とヌエバ・エスパーニャが互いに尊重できるような関係になり、スペイン商人と日本人との自由な貿易商売を祈願していたそうです。

船主殿は遠路シンガポールからご参列され、傭船者殿はノルウェーから来日です。この度はケミカル海運業界で著名なDan Odfjell氏にもご参列頂きました。。他、愛媛県、東京都からたくさんのご来賓にお越し頂きました。また当社ファイナンサー殿にもご臨席頂き、盛大に本船出帆を祝う事ができました。造船所として心より感謝を申し上げます。

本船「BOW TANAKA」は、4万トン載貨重量型環境配慮ケミカルタンカープロジェクトの第二番船となります。貨物タンクには二相ステンレスを使用し、センターコファーダムを組み込んだ28タンク仕様。船体は船首部バルバスレスとなる完全新設計。ゲートラダーシステム(門型舵)、空力考慮型居住区を採用し、デッキ上には風力利用アシスト装置となるヴェント・フォイルを4基搭載。エンジンは重油焚きですが、徹底的な省エネ性能を突き詰めた、エネルギー効率設計指標(EEDI規制)50%相当をクリアした最新鋭ケミカル船になります。

この環境配慮型ケミカルタンカー「BOW TANAKA」が、船主殿、関係者皆様の宝船になることを心より祈念しております。今後とも弊社一丸となり、最新鋭省エネ商船の提供に鋭意取り組んで参ります。